スマホの画面がチカチカする原因と直し方

スマホの画面がチカチカする原因と直し方

スマホの画面がチカチカするときは、まず「明るさの自動調節」をオフにして、明るさを少し上げた状態で様子を見てください。設定や表示の仕組みが原因のちらつきは、これだけで収まることがよくあります。次にリフレッシュレート(滑らかな表示)の設定、特定のアプリを疑い、セーフモードでも症状が出るなら、落下や水濡れによる画面(ディスプレイ)の故障の可能性が高くなります。この記事では、原因の見分け方と、試す順番を説明します。

索引

まず確認したいチェックリスト

  • 暗い場所や明るさを下げたときだけチカチカしないか
  • 明るさの自動調節がオンになっていないか
  • 特定のアプリや動画を表示しているときだけではないか
  • OSのアップデートやアプリのインストールの後から始まっていないか
  • 落としたり、濡らしたりした心当たりがないか
  • 画面に線が入る、色がおかしい、シミがあるといった症状も出ていないか

どの場面でちらつくかがわかると、原因をかなり絞り込めます。

原因1:明るさの自動調節で明るさが細かく変わっている

「明るさの自動調節」は、周囲の明るさを光センサーで測り、画面の明るさを自動で変える機能です。照明がちらつく部屋や、木漏れ日の中、電車の窓際などでは周りの明るさが細かく変わるため、画面の明るさも頻繁に上下して、チカチカしているように見えることがあります。ケースや保護フィルムが画面上部の光センサーの近くを覆っていると、測定が不安定になることもあります。

確かめるには、明るさの自動調節を一度オフにします。

  • Pixelなど:「設定」→「ディスプレイ」(機種により「ディスプレイとタップ」)→「明るさの自動調節」をオフ
  • Galaxy:「設定」→「ディスプレイ」→「明るさの自動調整」(表示名は機種により異なる)をオフ

オフにしてちらつきが止まるなら、故障ではありません。自動調節を使い続けたい場合は、センサー付近を覆っていないか確認してください。

原因2:有機ELの低輝度でのちらつき(PWM調光)

最近のスマホの多くは有機EL(OLED)ディスプレイを使っています。有機ELでは、明るさを下げるときに画面をごく短い間隔で点けたり消したりして、平均の明るさを下げる方式(PWM調光)が広く使われています。点滅はとても速いため普通は気になりませんが、明るさをかなり下げたとき、カメラ越しに画面を見たとき、また光のちらつきに敏感な人には、チカチカや目の疲れとして感じられることがあります。

これはディスプレイの仕組みによるもので、故障ではありません。正直なところ、設定だけで完全になくすことはできませんが、次のような工夫で感じにくくなる場合があります。

  • 画面の明るさを極端に低くしない(暗い場所ではダークモードと組み合わせる)
  • 機種によっては「低輝度時のちらつきを抑える」「高周波PWM調光」といった名称の設定があるので、ディスプレイ設定を確認する(項目がない機種も多い)
  • 目の疲れが強い場合は、こまめに休憩を取る

このタイプのちらつきは、暗くしたときだけ・スマホのカメラで撮るとしま模様に見える、という特徴があります。明るさを上げても止まらない場合は、別の原因を疑ってください。

原因3:リフレッシュレート(滑らかな表示・120Hz)の切り替え

リフレッシュレートとは、画面を1秒間に書き換える回数です。高リフレッシュレート対応の機種では、スクロールのときは高く、静止画のときは低くするように、表示の内容に合わせて自動で切り替えています。この切り替えの際に、明るさや色がわずかに変わってちらついて見える場合があります。

設定で固定すると改善するか試せます。

  • Pixel:「設定」→「ディスプレイ」(機種により「ディスプレイとタップ」)→「スムーズ ディスプレイ」をオフにして比べる
  • Galaxy:「設定」→「ディスプレイ」→「動きの滑らかさ」で「標準」を選んで比べる

項目の名前や場所は機種とAndroidのバージョンによって異なります。オフ(標準)にするとちらつきが止まる場合は、その設定のまま使うか、システム アップデートで改善されるのを待つのが現実的です。高リフレッシュレートをオフにすると、電池の持ちが良くなる面もあります。

原因4:特定のアプリやアップデート直後の不具合

ある動画アプリやゲームを開いたときだけ、あるいは画面の色を変える系のアプリ(ブルーライトカット、画面フィルターなど)を入れてからちらつくようになった場合は、アプリが原因の可能性があります。

  1. そのアプリを最新版に更新する
  2. 改善しなければ、アプリのキャッシュを削除する(「設定」→「アプリ」→ 対象のアプリ →「ストレージとキャッシュ」→「キャッシュを削除」)
  3. 画面の上に重ねて表示するタイプのアプリは、一度アンインストールして比べる

OSのアップデート直後から症状が出た場合は、「設定」→「システム」→「システム アップデート」でさらに新しい更新がないか確認してください。Googleのヘルプでも、Pixelの画面のちらつきや線が出る場合は、まずシステム アップデートを確認するよう案内されています(Google Pixel ヘルプ)。

原因5:落下・水濡れによる画面の故障

次のような場合は、ディスプレイや内部の接続部分が傷んでいる可能性が高くなります。

  • 落としたり、ぶつけたり、濡らしたりした後からちらつく
  • 明るさや設定を変えても、セーフモードでもちらつく
  • 緑やピンクの線、色むら、黒いシミが一緒に出ている
  • 本体を押したり曲げたりすると、ちらつきが強くなったり止まったりする

こうした症状は設定では直らず、進行して画面が映らなくなることもあります。

直すための手順(この順番で試す)

  1. 再起動する:一時的な表示の不具合はこれで直ることがあります。
  2. 明るさの自動調節をオフにし、明るさを上げて確認する:原因1・2の切り分けです。
  3. 滑らかな表示(120Hzなど)をオフ、または標準にする:原因3の切り分けです。
  4. システムとアプリを最新にする:Google Play ストアでアプリを更新し、システム アップデートも確認します。
  5. セーフモードで起動する:電源メニューを表示し、「電源を切る」または「再起動」を長押しして、セーフモードで再起動します(手順は機種により異なります)。セーフモードではあとから入れたアプリが止まるので、ここでちらつきが消えるなら、最近入れたアプリを1つずつ削除して原因を探します。通常の再起動で元に戻ります。
  6. それでも直らなければ修理を検討する:セーフモードでもちらつくなら、ハードウェアの故障が考えられます。

症状別の早見表

症状考えられる原因まず試すこと
明るさが勝手に上下してチカチカする明るさの自動調節自動調節をオフ
暗くしたときだけちらつく有機ELの低輝度での調光明るさを少し上げる
スクロールや画面の切り替えでちらつくリフレッシュレートの切り替え滑らかな表示をオフ・標準に
特定のアプリだけちらつくアプリの不具合アプリの更新・キャッシュ削除
線や色むらも出る、落とした後から画面の故障バックアップして修理相談

修理に出す前にやっておくこと

画面の故障は進行することがあるため、表示が見えるうちにバックアップを取っておきましょう。「設定」→「システム」→「バックアップ」でGoogle アカウントへのバックアップを実行し、写真がGoogle フォトなどに保存されているかも確認してください。LINEなど、アプリ独自のバックアップが必要なものも忘れずに行います。修理は、メーカーの修理窓口や、購入したキャリアの補償サービスに相談するのが基本です。保証期間内であれば、無償で修理を受けられる場合もあります。

よくある質問

夜に画面を暗くするとチカチカして目が疲れます。故障ですか?

明るさを下げたときだけなら、有機ELの調光方式による見え方の可能性が高く、故障ではありません。明るさを少し上げてダークモードで暗さを補う、機種にちらつきを抑える設定があれば試す、といった方法で楽になることがあります。

スマホのカメラで別のスマホの画面を撮るとしま模様が出ます。

画面の点滅や書き換えのタイミングと、カメラの撮影のタイミングがずれることで起きる現象で、多くの場合は故障ではありません。肉眼で見て問題がなければ、気にしなくて大丈夫です。

画面の一部だけがちらつきます。

画面全体ではなく一部分だけがちらつく、線が入るといった場合は、ディスプレイの損傷が疑われます。設定を見直しても変わらなければ、データのバックアップを取ったうえで修理に相談してください。

まとめ

スマホの画面がチカチカするときは、明るさの自動調節をオフにする、明るさを上げる、滑らかな表示(高リフレッシュレート)を標準に戻す、アプリとシステムを更新する、セーフモードで確認する、の順に試します。暗いときだけのちらつきは有機ELの仕組みによるもので、故障ではありません。一方で、セーフモードでも止まらない、線や色むらが出る、落下や水濡れの後から始まった、という場合は画面の故障が考えられるので、早めにバックアップを取り、修理窓口に相談しましょう。

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