モバイルSuicaの機種変更|Androidへの移行手順

モバイルSuicaを新しいAndroidに移すときは、旧端末のモバイルSuicaアプリで「カードを預ける(機種変更)」を行ってSuicaをサーバーに預け、新端末のモバイルSuicaアプリで「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」を選んで受け取るのが正しい流れです。JR東日本は、端末や携帯会社の手続きをする前に、必ずこの機種変更操作を済ませるよう案内しています。旧端末が壊れたりなくしたりして預けられない場合は「再発行登録」を行い、翌日5時以降に新端末で受け取ります。この記事では、JR東日本のモバイルSuica公式の案内に沿って、手順と失敗しやすいポイントをまとめます。
始める前に確認する4つのこと
- モバイルSuicaのログイン情報:新端末でログインするときに、旧端末で使っていたIDとSuicaパスワードが必要です。分からない場合は、旧端末が使えるうちに確認しておきます。
- Googleアカウント:Suicaの移行は、同じGoogleアカウントで「おサイフケータイ」アプリにログインした端末どうしで行います。旧端末のおサイフケータイアプリにどのGoogleアカウントでログインしているか確認してください。
- 新端末の準備:新端末にGoogle Playから「モバイルSuica」アプリと「おサイフケータイ」アプリを入れ、おサイフケータイアプリに旧端末と同じGoogleアカウントでログインしておきます。新端末がSuica対応機種であることも前提です。
- 改札の外にいること:機種変更の手続きは、駅の改札の中に入った状態ではできません。
JR東日本によると、Googleアカウントが異なる場合は移行できず、旧端末のSuicaは退会の手続きになります。ここがいちばん大きな落とし穴なので、必ず最初に確認してください。
旧端末での操作:Suicaをサーバーに預ける
旧端末が普通に使える状態で、機種変更の手続きをする前(SIMの差し替えや初期化の前)に行います。
- 旧端末でモバイルSuicaアプリを起動し、画面下部の「アカウント」をタップします。
- アカウント設定の「カードを預ける(機種変更)」をタップします。
- 表示された案内を読み、「おサイフケータイ」アプリを起動します。このアプリは自分で開く必要があります。
- おサイフケータイアプリの画面で「カードを預ける(機種変更)」をタップします。これでサーバーへの退避が完了します。
Suicaを複数枚入れている場合は、すべてのSuicaで同じ操作が必要です。1枚だけ預けて終わりにしないよう注意してください。
新端末での操作:Suicaを受け取る
- 新端末でモバイルSuicaアプリを起動し、「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」をタップします。
- 画面の案内に沿って、Suicaの状態の診断を行います。
- 旧端末のモバイルSuicaアプリで使っていたIDとパスワードでログインします。
- モバイルSuicaアプリに、移したSuicaが表示されていることを確認します。
残高や定期券が正しく表示されているか確認してから、旧端末の初期化や売却に進みましょう。
うまく移行できないときは「おサイフケータイ」アプリから
上の手順で移行できない場合、JR東日本はおサイフケータイアプリを使った方法も案内しています。
- 旧端末:おサイフケータイアプリの「マイサービス」を開き、Suicaカード右上の「メインカードの確認・切り替え」→「カードを預ける(機種変更)」と進んで、カードをサーバーに預けます。
- 新端末:おサイフケータイアプリの「マイサービス」を開き、「交通系ICカードの受け取り」→「モバイルSuica」→「受け取る」の順にタップします。
どちらも、複数枚ある場合は1枚ずつ操作します。それでも移行できない場合は、モバイルSuicaサポートセンターの専用フォームから問い合わせます。
旧端末が壊れた・なくした場合は「再発行登録」
故障や紛失で旧端末からSuicaを預けられないときは、代わりに再発行登録を行います。紛失・盗難の場合は、手元にない端末のSuicaを無効にする意味もあるので、気づいたらすぐに手続きしてください。
- ブラウザで「会員メニューサイト」にログインします。
- 会員メニュー画面で「再発行登録」を押します。
- 内容を確認して「次へ」を押します。
- 確認画面で「再発行登録する」を押します。
再発行登録をすると、Suicaは翌日にサーバー上で再発行され、翌日5時以降に、おサイフケータイアプリに同じGoogleアカウントでログインした端末で再設定できるようになります。注意点は次のとおりです。
- 定期券とSF(電子マネー)残高は、再発行されたSuicaに引き継がれます。
- 再発行登録の前に買ったSuicaグリーン券は無効になります。
- 有効な鉄道定期券が入っている場合は、定期券の情報だけ当日中(10〜15分後)に再設定できます。ただしその時点ではSF残高が0円と表示され、残高は翌日5時以降にモバイルSuicaアプリの「電子マネーが未受取のSuicaがあります」から受け取ります。
- 再設定が終わるまで、チャージや定期券の購入などは使えません。
- 旧端末でおサイフケータイアプリとの連携が済んでいなかった場合は、再発行したSuicaを端末に設定できません。この場合は退会(払いもどし)を検討するよう案内されています。
会員メニューサイトにログインできない場合は、JR東日本のFAQにある専用フォームから申請します。
iPhoneとの間で機種変更する場合
AndroidからiPhone(またはApple Watch)へ、iPhoneからAndroidへの機種変更にも対応しています。Androidから移る場合、旧端末での操作はAndroid同士と同じ「カードを預ける(機種変更)」です。iPhoneから新しいAndroidへ移る場合は、新端末で「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」を選び、ログインしたあと受け取るSuicaを選んで「受け取る」をタップします。
ただし、再発行は異なるOSへはできません。旧端末で預け入れをせずにAndroidからiPhoneへ替えてしまった場合は、退会の手続きが必要になります。OSをまたぐ機種変更ほど、旧端末での操作を忘れないようにしてください。
機種変更後に忘れがちなこと
- 会員情報の変更:機種変更で電話番号やメールアドレスが変わった場合は、モバイルSuicaの「会員情報変更」を行います。
- Suica ID番号を使うサービス:移行や再発行でSuica ID番号が変わる場合があります。JRE POINT、エクスプレス予約、コインロッカーなどで使っている人は、登録内容の更新が必要です。
- EX-ICサービス:JR東海の「EX-ICサービス」をモバイルSuicaで登録している場合は、モバイルSuicaアプリからJR東海エクスプレスサイトに接続して、登録変更を行います。
- teppay:teppayを使っていて電話番号も変わる場合は、旧端末の電話番号が有効なうちに手続きが必要です。事前に公式のFAQで内容を確認してください。
おサイフケータイ全体の注意点
モバイルSuicaのデータは、スマホ本体ではなくFeliCaチップに記録されています。そのため、新端末へ移すには、スマホ本体のデータ移行とは別に、ここで紹介したSuicaの機種変更操作が必要です。Suica以外にも楽天Edyやnanacoなどを使っている場合は、それぞれのサービスで機種変更の手続きが必要です。中古で買った端末に前の持ち主のSuicaが残っていると、設定時にエラーになることもあります。その場合はJR東日本の中古端末向けの問い合わせフォームから申告します。
よくある質問
機種変更の手続きをせずに新しいスマホにしてしまいました
旧端末がまだ動くなら、旧端末で「カードを預ける(機種変更)」を行えば間に合います。旧端末が使えない場合は、会員メニューサイトで再発行登録を行い、翌日5時以降に新端末で受け取ります。
Googleアカウントを新しく作り直しても移行できますか?
できません。旧端末と同じGoogleアカウントで、新端末のおサイフケータイアプリにログインする必要があります。アカウントが異なると移行できず、退会の手続きになります。
預けたSuicaを受け取るまで、残高は消えませんか?
預けたSuicaの定期券や残高は、サーバーに保存されています。新端末で受け取れば、それまでと同じように使えます。受け取ったあとは、アプリで残高が表示されることを確認してください。
まとめ
モバイルSuicaの機種変更は、旧端末で「カードを預ける(機種変更)」、新端末で「以前の端末からSuicaを移行する(機種変更)」の2ステップです。おサイフケータイアプリのGoogleアカウントを両端末で揃えること、改札の外で行うこと、複数枚あればすべて預けることがポイントです。旧端末が使えないときは再発行登録で翌日5時以降に受け取れますが、異なるOSへの再発行はできません。詳しくはJR東日本「端末の変更」とモバイルSuicaよくあるご質問(Android端末から別のAndroid端末へ)で確認できます。
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