スマホの画面が真っ暗なのに電源はついているときの対処法

着信音や通知音は鳴る、バイブも動くのに画面だけが真っ暗なときは、まず強制再起動を試してください。システムやアプリが固まって画面が表示されなくなっているだけなら、これで直ることがよくあります。強制再起動をしても写真やデータは消えません。それでも真っ暗なままなら、明るさの設定、近接センサー、画面(ディスプレイ)そのものの故障を順に疑います。この記事では、確認する順番と、画面が壊れている場合にデータを守る方法を説明します。
まず強制再起動を試す
強制再起動は、画面が反応しないときでもボタンの操作だけで本体を再起動する方法です。操作は機種によって異なります。
| メーカー | 主な操作(目安) |
|---|---|
| Galaxy | 電源ボタン(サイドキー)と音量ダウンボタンを同時に7秒以上長押し |
| Pixel | 電源ボタンを30秒ほど長押し(機種によっては電源ボタンと音量アップボタンを同時に長押し) |
| Xperia | 電源キーと音量キー(+)を同時に、本体が振動するまで長押しし、振動したら指を離す |
| AQUOS | 電源キーを8秒以上長押し、または電源キーと音量アップキーを同時に8秒以上長押し(機種により異なる)で強制的に電源を切り、改めて電源キーを長押しして起動 |
お使いの機種の正確な手順は、メーカーやキャリアの取扱説明書で確認してください。電池残量が少ないと再起動できないことがあるため、反応がない場合は充電器につないで30分ほど待ってからもう一度試しましょう。ケースが硬いと2つのボタンを同時に押せていないこともあるので、ケースを外して試すのもおすすめです。
症状から原因の見当をつける
| 症状 | 考えられる原因 |
|---|---|
| 突然真っ暗になったが、強制再起動で戻った | システムやアプリの一時的なフリーズ |
| 通話中だけ画面が真っ暗になる | 近接センサーの誤作動、保護フィルムやケースがセンサーを覆っている |
| よく見るとうっすら表示が見える | 明るさが最低になっている、さらに暗くする機能がオン |
| 落とした・ぶつけた後から真っ暗 | ディスプレイや内部の接続部品の故障 |
| 線が入る、一部だけ表示される、ちらつく | ディスプレイの故障 |
| 特定のアプリを入れてからおかしい | アプリの不具合(セーフモードで確認) |
原因1:システムやアプリのフリーズ
画面が消えたまま点かないのに、通知音や着信音は鳴っているという場合、裏でシステムは動いているものの、画面の表示を担当する部分が固まっている可能性があります。強制再起動で直ったなら、ひとまず心配はいりません。同じ症状が何度も起きる場合は、次の対処をしておきましょう。
- 「設定」→「システム」→「システム アップデート」(Galaxyは「ソフトウェア更新」)で、OSを最新にする
- Google Playでアプリを最新の状態にする
- 最近インストールしたアプリがあれば、いったん削除して様子を見る
- 本体の空き容量が極端に少ない場合は、不要なファイルを整理する
原因2:近接センサーと保護フィルム
スマホには、通話中に耳が画面に触れて誤操作しないよう、顔が近づくと画面を消す「近接センサー」があります。多くの機種では画面上部の、受話口やインカメラの近くにあります。このセンサーの前に何かがあると、「顔が近くにある」と判断されて画面が消えたままになることがあります。
- 保護フィルムやガラスフィルムがセンサーの部分を覆っている、またはずれている
- フィルムの下に気泡やホコリが入っている
- 手帳型ケースのフタやストラップがセンサーにかぶっている
- センサー部分が汚れている
通話中だけ画面が真っ暗になる場合は、この可能性が高いです。画面の上部をやわらかい布で拭き、ケースを外して試してみましょう。フィルムを貼り替えた直後から起きるなら、センサーの位置に穴が開いているなど、その機種専用のフィルムに替えることを検討してください。
原因3:明るさが最低になっている
明るさが最低になっていたり、「さらに輝度を下げる」のような画面を極端に暗くする機能がオンになっていたりすると、明るい場所では画面が真っ暗に見えることがあります(機能の名称は機種やバージョンによって異なります)。暗い部屋で画面を顔に近づけ、うっすら表示が見えないか確認してください。
うっすら見える場合は、画面の上から下にスワイプしてクイック設定を開き、明るさのバーを右に動かします。画面がほとんど見えないときは、Googleアシスタントが使える設定になっていれば、「OK Google、明るさを最大にして」のように声で操作できる場合もあります。
原因4:落下や衝撃によるディスプレイの故障
落としたりぶつけたりした後から画面が真っ暗になった場合は、ディスプレイ本体や、画面と基板をつなぐ部品が壊れている可能性があります。ガラスが割れていなくても、内部の表示部分だけが壊れていることもあります。次のような症状があれば、修理が必要です。
- 強制再起動しても、起動時のロゴすら表示されない
- 画面に線やしみ、色のにじみが出る
- 画面の一部だけが黒い、緑や紫に光る
- タッチすると反応しているような音はするが、何も見えない
水に濡れた後から表示がおかしくなった場合も、内部の故障が考えられます。また、画面が浮き上がっているときは、電池の膨張の可能性があるので、すぐに使用と充電をやめて相談してください。
原因5:アプリの不具合(セーフモードで確認)
画面がときどき真っ暗になるけれど、普段は表示できるという場合は、セーフモードで原因がアプリかどうかを確かめられます。セーフモードでは、後からインストールしたアプリが一時的に止まります。
- 電源ボタンを長押しする(機種によっては電源ボタンと音量アップボタンを同時に押す)と、電源メニューが表示されます。
- 「電源を切る」または「再起動」を長押しすると、セーフモードで再起動するかの確認が出るので、「OK」をタップします。
- セーフモードで症状が出なければ、最近入れたアプリが原因の可能性があります。通常どおり再起動するとセーフモードは解除されます。
操作の方法は機種によって異なります。画面がまったく見えない状態では操作できないため、まずは強制再起動を優先してください。
画面が壊れているときのデータのバックアップ
修理では、内容によって本体が交換・初期化されることがあります。修理に出す前に、データがどこまで守られているかを確認しておきましょう。
すでにバックアップされているか確認する
- 写真・動画:Googleフォトのバックアップをオンにしていれば、PCや別のスマホからGoogleフォトにログインして確認できます。
- 連絡先:Googleアカウントに保存していれば、PCからGoogleコンタクトで確認できます。
- 端末のバックアップ:Androidの「Googleによるバックアップ」がオンなら、アプリのデータや設定の一部がGoogleアカウントに保存されています。
- LINE:トーク履歴は、LINEアプリ内でバックアップをしていないと復元できないことがあります。修理前に、画面が見える状態で一度でも操作できるなら、最優先でバックアップしておきましょう。
画面が見えないときの注意
画面が見えない状態で無理に操作しようとすると、意図しない操作をしてしまうおそれがあります。ロックを解除しないとPCからデータにアクセスできないことも多いため、自力での取り出しが難しい場合は、修理を依頼するときに「データを残したい」と伝え、データの扱いについて相談してください。メーカーやキャリアの窓口では、修理の前にデータがどうなるかを説明してもらえます。
修理に出す目安
- 強制再起動しても画面が戻らない
- 落下や水濡れの後から表示がおかしい
- 線やしみ、ちらつきが出ている
- 画面が浮いている、本体が膨らんでいる
キャリアやメーカーの補償サービスに加入している場合は、修理費用が抑えられることがあります。加入状況も確認しておきましょう。
よくある質問
強制再起動するとデータは消えますか?
消えません。強制再起動は電源を入れ直すだけの操作で、写真や設定はそのまま残ります。「初期化(データの消去)」とはまったく別の操作です。
画面が真っ暗なまま電話がかかってきたら出られますか?
画面が見えないため、通常の操作で出るのは難しいです。Bluetoothイヤホンなど通話ボタンのある機器を接続していれば、その機器で応答できる場合があります。
画面のガラスが割れていないのに真っ暗なのはなぜですか?
ガラスの下にある表示部分や、画面と基板をつなぐ部品だけが壊れていることがあります。落とした覚えがあり、強制再起動でも直らない場合は修理を検討してください。
まとめ
通知は鳴るのに画面が真っ暗なときは、まず機種に合った方法で強制再起動を試しましょう。通話中だけなら近接センサーとフィルム、うっすら見えるなら明るさの設定を確認します。落下の後や、線やちらつきがある場合は画面の故障の可能性が高いので、データのバックアップ状況を確認したうえで、メーカーやキャリアに修理を相談してください。
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